WTO事務局長の選出手続き開始 現職は続投意思
【チューリヒ共同】世界貿易機関(WTO)は8日、次期事務局長の選出手続きを開始したと発表した。加盟国は11月8日まで候補者を届け出られる。現職のオコンジョイウェアラ事務局長は2期目に向けて続投の意思を示している。 候補者には11月8日から3カ月間、加盟国らと業務に当たり資質を示す期間が与えられる。その後の2カ月間で、一般理事会が加盟国との協議を通じて選出する。投票で決めるのも可能だが、全会一致を重視するWTOでは通常、議論を重ねて絞り込む。 事務局長の任期は4年で、1回のみ再選可能。オコンジョイウェアラ氏の任期は来年8月31日まで。