初心者のための「ポイント投資」。現金と併用して本格的な投資も可能
投資を始めるきっかけとして、ポイントで株や投資信託を購入する「ポイント投資」や、選んだ金融商品の値動きに合わせてポイントが増減する「ポイント運用」を考えている方もいらっしゃるのでは? ここでは、興味はあっても、どうしたらいいのか分からない…という方に向けて、ファイナンシャルプランナー・丸山晴美さんに、「ポイント投資」について教えてもらいました。
ポイント「投資」とは?仕組みとメリット&デメリット
「ポイント投資」は、現金の代わりに、ショッピングや月の固定費の支払などによってためたポイント(楽天やペイペイなど)を使用して投資ができるサービス。“ポイント”で投資するので、現金による投資と比べて、初心者でも始めやすいのが特徴です。 ポイントを利用して、投資信託などを購入・運用し、連動する投資信託の価額の変動によってポイントが減少という仕組み。したがって、ポイントが増えることもあれば、逆に減ってしまうというリスクもあります。
●ポイント投資のメリット
・ポイントを現金化できる ・少額からポイントで投資商品が買える ・投資できる金融商品の種類が豊富 少ないポイント数から投資でき、利益が出ると、現金で受けとれます。投資できる金融商品の種類が多く、NISA口座でも運用が可能。
●ポイント投資のデメリット
・元本割れのリスクあり ・口座開設の必要あり ・課税対象になる証券口座も 利用には、証券会社で口座開設が必要。運用次第で元本割れのリスクも。利益が出た場合、NISA口座以外は約20パーセントの税金がかかります。
●STEP1:ポイントを貯めて証券口座をひらく
自分が貯めやすいポイントを決め、証券会社に口座を開設。 「楽天ポイントなら楽天証券など、ポイントごとに投資ができる証券会社が決まっているので、事前に確認しましょう」 ・ファイナンシャルプランナー丸山さんのアドバイス →「NISAの枠を使える口座を上手に活用して!」 NISA口座も使えるので、ぜひ活用して非課税でおトクに運用を。 「NISA口座は1人1口座しかもてないので、すでに口座がある人は、ポイント投資もそこで行うのが効率的」 <丸山さん注目!ポイント投資におすすめの証券会社> 楽天証券(楽天ポイント) 楽天は、ポイントが貯まりやすくイチオシ! 「投資信託の種類も多く、SPU※でポイント倍率が最大+1倍になる点も注目です」 スーパーポイントアッププログラムの略。楽天の各サービスを使うことで、ポイント倍率が上がるプログラム SBI証券(Tポイント、Pontaポイント、Vポイント) 3種類のポイントで、投資が可能。 「2024年春からTポイントがVポイントに統合され、ポイントがより貯まりやすくなるのも魅力」