【ボート】江戸川G1 湯川浩司が当地G1最多の4回目の優勝
4コースから差した湯川浩司(44)=大阪・85期・A1=が、当地1月のG2・モーターボート大賞に続いて優勝。江戸川のG1優勝は最多の4回目となった。通算G1優勝は13回目、通算は62回目。6コースから二番差しで続いた小池修平(大阪)が2着、イン杉山裕也(愛知)は3着に敗れた。 さすがは江戸川巧者の湯川。展開も味方につけて当地G1最多のV4を飾った。1Mは坪井康晴(静岡)、長田頼宗(東京)のまくり競りに加えて、イン杉山も膨れて1Mはガラ空き。“江戸川に愛された男”は難なくハンドルを入れるだけだった。「足に自信があったがあまりにも展開が向いてくれた。いいんかな。本当に流れがいい」と喜びをかみしめた。 これまで当地G1V3で並んでいたのは湯川以外は熊谷直樹(引退)、西田靖、石渡鉄兵、浜野谷憲吾と地元・東京支部ばかり。「本当は5回も6回もチャンスはあった。ここは(ピット離れとか)気にせずにペラに集中できるのがいいのかな」と、今節のような快速仕立てがおなじみだ。 優勝賞金1100万円を獲得して賞金ランクは1位に浮上。「12月(グランプリ)?僕みたいなのがそんなもん。ここで成長させてもらっているので、ちゃんとした技術を身に付けてチャレンジカップに出られればいい」と、ジョークまじりに今後の抱負を語った。