名古屋おもてなし武将隊 信長・清正お披露目に1500人
名古屋城二之丸広場に約1500人のファン
名古屋おもてなし武将隊 信長・清正お披露目に1500人
全世界に向けて名古屋のPR活動を行う「名古屋おもてなし武将隊」の新メンバー織田信長と加藤清正のお披露目式が22日、名古屋城二之丸広場で行われた。強い日差しが照りつける中、約1500人のファンが駆けつけ、大きな拍手と「イケメン!」などと熱い歓声で迎えられた。
「名古屋を世界一の観光都市にするのが第一の目標じゃ」
メンバーは、刀や槍を使った迫力のあるパフォーマンスを披露し、ハイタッチ会ではファンとの交流も見られた。 取材陣に対し、信長は「まだまだこれからじゃが、名古屋を世界一の観光都市にするのが第一の目標じゃ」と語り、清正は「日本と言えば愛知、名古屋。名古屋といえば名古屋おもてなし武将隊。そう全世界の方に言ってもらえるように進めていきたい」と、緊張の面持ちで話した。ファンからの「イケメン」という声について、信長は「現代でもわしは通用するんじゃのう」と笑みをこぼした。 新しいメンバーを迎えたことに対し、同隊事務局のスタッフは「武将隊が長く続いていくためには交代は必要なことですし、次はこの新しい10人でどうなっていくのかなっていうのが楽しみです。でも基本的に“名古屋を世界一の観光都市にする”という目標は7年前から変わっていません」と強く話した。 また「武将様ばかり目が行きがちなんですけど、4人の陣笠隊がいないと成り立たないんです。彼らの演武中に見せる隙のない所作などもぜひ見てほしいですね」と、常にそばで支える立場ならではの目線で武将隊の見どころも教えてくれた。
「なごやめし博覧会」のサポーターに
同隊は、今年10月1日~11月13日に名古屋市内で開催される「なごやめし博覧会2016」のスペシャルサポーターに起用され、お披露目式の途中には委嘱状の交付式も行われた。 2009年の結成当時からのメンバーで、リーダーでもある徳川家康は「名古屋を発信するには大きな武器として名古屋めしがあるのう。例えば信長公が塩辛い文化がお好きであったり、わし徳川家康の有名な八丁味噌であったり、太閤殿下がお好きだった守口漬けなど、実は戦国の世で生まれたものが多くあるわけなんじゃ。それをいま再び発信できるというのはうれしい。日本全国のみならず全世界に発信していきたい」と意気込みを見せた。