バルセロナ・オープン・バンコ・サバデル

勝利したラファエル・ナダル[画像/ゲッティイメージズ]

男子テニスのバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル（スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500）は16日、シングルス1回戦が行われ、元世界ランク1位のR・ナダル（スペイン）が世界ランク62位のF・コボッリ（イタリア）を6-2, 6-3のストレートで破り初戦突破。赤土の王者が約2年ぶりのクレーコートの試合で躍動した。日本時間17日の23時（現地16時）以降に開始予定の2回戦では同11位で第4シードのA・デ ミノー（オーストラリア）と対戦する。 【動画】ナダル 2年ぶりクレーコートで若手を粉砕！復帰戦ハイライト！ 37歳のナダルは今年1月のブリスベン国際（オーストラリア/ブリスベン、ハード、ATP250）で約1年ぶりにツアーに復帰し8強入りしたものの、同大会で左脚を負傷。その後、公式戦の欠場が続いていたが、今回プロテクトランキング（負傷などによる長期離脱選手の救済措置）を利用してバルセロナ・オープンにエントリーし、約3ヵ月ぶりの復帰を果たした。 21歳のコボッリと顔を合わせた1回戦、ナダルはファーストサービス時に78パーセントの確率でポイントを獲得し相手のブレークを1度に抑え、リターンゲームでは10度のブレークチャンスを創出し4度のブレークに成功。1時間25分で復帰戦を白星で飾った。 赤土の王者の異名を持つナダルがクレーコートで試合を行ったのは優勝を飾った2022年の全仏オープン（フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム）以来約2年ぶり。身体の状態が心配されていたが若手の挑戦を退けた。 同11位のデ ミノーとの2回戦は日本時間17日の23時（現地16時）以降に開始予定。ナダルがトップ選手を相手にどれほどのプレーをみせるか注目が集まる。