長崎ヴェルカ完敗…横浜BCに67-90 3連敗で西地区5位 バスケットB1
バスケットボールのりそなBリーグ1部(B1)第16節最終日は5日、長崎市のハピネスアリーナなどで11試合が行われ、長崎ヴェルカは中地区の横浜BCに67-90で完敗した。ヴェルカは3連敗で、通算13勝15敗の西地区5位。 ヴェルカは序盤から次々に速攻を許し、第1クオーターを23-27とリードされた。第2クオーターも連係ミスやファウルが重なって苦しんだが、スミスの連続3点シュートなどで粘り、39-43で前半を折り返した。 第3クオーターは強度が上がった横浜BCの守備を崩せず、この日最少の12点に抑えられた。51-65で入った第4クオーターは58-69の5分から3点シュートなどで連続13失点。後半だけで3点シュートを9本も決められ、一気に点差は広がっていった。 中地区1位の三遠と滋賀の試合は、第3クオーター途中で倒れた滋賀のカーターの手当てを行ったため中断。協議の結果、中止となった。滋賀によると、カーターの容体は落ち着いているが、病院で治療を受けている。 第17節は10~12日、各地で24試合を実施。ヴェルカは10、11日、アウェーで広島と対戦する。 ◎後半は一方的展開に 長崎ヴェルカはリベンジを誓って横浜BCとの第2戦に臨んだが、23点差で完敗。第3クオーター以降は28-47と一方的な試合展開となり、マオール監督は「後半はオフェンスもディフェンスも全く通用しなかった」と厳しい表情で試合を振り返った。 ボールをテンポよく動かしながら、守備のずれを突くヴェルカのオフェンスを逆にしてやられた。横浜BCは序盤からミスマッチを生かしてインサイドで得点。徐々に外角が手薄になると、後半はコートを広く使いながら、外角シュートを的確に決めてきた。ヴェルカは終始、連係ミスなどが重なり、主導権を取り戻せなかった。 リーグ下位との連戦が続く中で痛恨の3連敗。次戦の広島戦に向け、マオール監督は「この負けから学ぶことが大切。次はいい結果につながることを願う」と前を向いた。