ウェストハムがキルマンを獲得 [写真]＝Getty Images

　ウェストハムは6日、ウルヴァーハンプトン（ウルヴス）からイングランド人DFマクシミリアン・キルマンが完全移籍で加入したことをクラブ公式サイトで発表した。 【ユニフォーム画像】ウェストハムがキルマン獲得を発表！ 　キルマンとウェストハムは、2031年夏までの7年契約を締結。アメリカメディア『ニューヨーク・タイムズ』によると、ウェストハムがウルヴスに対して支払う移籍金は4000万ポンド（約82億円）となるようだ。 　ウクライナにルーツを持つキルマンは、現在27歳の左利きセンターバック。若手時代はノンリーグのアマチュアサッカー選手とフットサルイングランド代表の”二刀流”としてプレーし、2018年夏に5部のメイデンヘッド・ユナイテッドからプレミアリーグのウルヴスに直接移籍した異色の経歴の持ち主だ。 　ウルヴス加入後は徐々に出場機会を増やして主力に定着。2023夏、契約を2028年夏まで延長してキャプテンに就任し、2023－24シーズンはプレミアリーグの全試合にフルタイム出場を果たした。ウルヴスでは公式戦通算151試合に出場した。 　キルマンは加入に際し、ウェストハムのクラブ公式サイトを通じてコメント。「ウェストハムの選手になれるなんて、素晴らしい気分だ。クラブが僕に興味を持ってくれていることを知ったとき、すぐにこのチャンスをつかみたいと思った。だから、今はこれ以上ないくらい喜んでいる。ウェストハムは巨大なクラブであり、自分のキャリアの次のステップに進むのは自然なことだと感じている。ロンドン・スタジアムを満員にする6万2500人の熱狂的なファンの前でプレーすることは、信じられないほど楽しみなことだ」と加入の喜びを語った。 　ウェストハムのフレン・ロペテギ新監督とは、2022－23シーズンに一時期共闘したキルマン。「彼はトップクラスの指導者であり、多くのことを学ばせてもらった。彼の指揮の下、選手として成長し続けることができると確信している。フレンとティム（・シュタイデンTD）の2人とじっくり話して、クラブの野心と将来のプランにとても後押しされた。彼らはここウェストハムで大きな成功を夢見ている」と、ロペテギ監督のビジョンに共感していることも明かした。