11月3日に宇部まつり ポスター完成、多彩なイベントPR【宇部】
第73回宇部まつり実行委員会(委員長・柳田英治宇部観光コンベンション協会会長)の第3回会合は17日、市多世代ふれあいセンターで開かれ、ポスターの完成を確認し合った。ポスターは700枚作製し、公共施設や関係機関・店舗などに掲示して開催をPRする。 まつりは11月3日午前10時半から常盤通り、平和通りなどで開かれる。メインステージイベントには、市出身のシンガー・ソングライター上野大樹さん、ものまねタレントの坂本冬休みさんが出演。市が目指す環境に優しいまちづくりをアピールするため、1980年代の大ヒット米国映画で使用された自動車型タイムマシン「デロリアン」の実物を展示する。 メインステージは平和通りに設ける。開催宣言に続く「黒のバルーンリリース」では、市を発展に導いた石炭を連想させる黒い風船を、73回目の開催にちなんで730個、市民が空に放つ。上野さんのステージは午後1時10分、坂本冬休みさんのライブは1時50分から。 デロリアンは市役所平面駐車場に展示。映画の中ではバイオエタノールを燃料としていることから、展示によって循環型社会の実現を目指す市をPRする。 常盤通りでのパレードには20団体2000人が申し込んでいる。宇部マルシェは平和通り(宇部中央)が会場で、キッチンカー19台、飲食型30店舗、物販・体験型20店舗の計69店舗が出店する。 AR(拡張現実)スポーツ「HADO(波動)」(宇部商工会議所青年部主催)はヒストリア宇部で開催。頭にディスプレー、腕にアームセンサーを装着して、自らの手でエナジーボールやシールドを操り、仲間と連携した対戦を楽しんでもらう。 今回は、次世代に運営を経験してもらおうと、高校生の参加機会を増やしている。お祭りアンバサダーとして山根彩楓さん(宇部3年)を採用。キャンパス広場(市役所前の常盤通り)には各校が出店する。黒のバルーンリリースなどの企画に、生徒が運営スタッフとして参加する。 柳田会長は「コロナ禍を経て、祭りの良さが再認識されている。ポスターの掲示などを通して、開催の周知を図りたい」と話した。