毎月のサブスク代、合計したらビックリでした。どれも必要です。どうやって減らしたらいいでしょうか？

サブスクの月額料金はおおむね低額のため、複数のサービスに加入している人は多いでしょう。とはいえ、一つひとつは低額でも、合計すると大きな出費になっている可能性はあります。物価高の昨今、少しでも無駄な支出は減らしたいのであれば、加入済みのサブスクが本当に必要なのか考えてみましょう。 本記事では、サブスクを整理する際の仕分け方のポイント解説や、サブスクを利用する際の主な注意点を紹介します。

サブスクを仕分ける際のポイント

いつの間にか増えてしまったサブスク（サブスクリプションサービス）を整理するためには、仕分けが効果的です。仕分ける際のポイントは以下の3つです。 ■優先度 加入しているすべてのサブスクを、箇条書きで書き出します。そのうえで、それぞれのサービス内容を改めて確認し、優先度に応じて順位を付けましょう。順位が下位のものは、「なくても困らない」サブスクの可能性が高いといえます。 ■重複 動画や音楽のサブスクには、コンテンツが重複しているものが多くあります。そのため、オリジナルコンテンツが充実しているサブスク以外は、解約してもいいかもしれません。 ■利用頻度 利用頻度が少ないのに契約を継続しているサブスクがあるのなら、この機会に思い切って解約してしまいましょう。

サブスクを利用する際の主な注意点

サブスクは、スマートフォンの普及率が急速に進んだことに加え、2019年12月初旬からの新型コロナウイルス感染拡大などの影響で市場規模が拡大しました。現在では、音楽や動画配信をはじめ、食品、ファッション、家電、カーリースなど、暮らしに役立つさまざまなサブスクがあります。 また、環境省では令和5（2023）年度から熱中症対策として、サブスク方式を活用したエアコン設置と利用促進のモデル事業を実施しています。 しかしその一方で、トラブルも目立ちつつあります。代表的なトラブルは次の2点です。 ■無料トライアル （独）国民生活センターによると、無料トライアル期間終了後は自動的に本契約に移行することを知らずに、そのまま利用料金が引き落とされていた事例が報告されています。無意味な出費を避けるためにも、このようなサブスクがないか確認しましょう。 ■解約しにくい 解約手続きが複雑なサブスクも多くあります。FAQで調べても理解できない場合は、チャットやコールセンターを利用しましょう。また、ログインに必要なパスワードを忘れていると、解約までに時間がかかってしまうため注意が必要です。忘れてしまった場合は、新しいパスワードを作り直すしかありません。 なお、手続きを行っても解約完了までに時間がかかるサブスクもあるため、解約を決めた場合はなるべく早めに対処しましょう。