<ClariS>「狼と香辛料」 ClariSはホロとロレンスに似ている 「ゴールを決めていない」 EDに込めた思い
カレンさん アイリッシュ感があって、それこそ現地の方が踊っているようなステップを踏みたくなる楽曲に仕上がりました。A、B、サビでリズムが違うことで、それぞれ違うステップを踏みたくなりますし、感情の起伏を表現しているような構成になっています。「旅をしていてもいろいろなペースがあるよね」ということも感じて、このアニメにすごくぴったりだなって。
--ホロとロレンスの旅を描いた歌ではあるのですが、ClariSの二人の音楽の旅にも重なるように感じました。
カレンさん 私たちは明確なゴールを決めていないんです。そこがホロとロレンスと似ているのかなって。「何があるか分からないから楽しい」という気持ちで二人で活動していて。ハプニングと言うと大げさですけれども、旅の中でところどころにある予想していない出来事も楽しめたら良いよね、と思っているところは、二人の感覚と似ているのかなと思いました。
クララさん 個人的には、カレンはホロっぽいなって感じています。カレンは旅にスパイスを与えてくれる存在なんです。私は割と計画的というか、ある程度の決まった道筋の上を歩いていくタイプなのですが、カレンは「それも良いんじゃない?」「あんなこともしてみたい!」と、その場で思いついたことをどんどんと提案してくれるタイプで、旅がさらに面白くなる。そう感じることが普段からとても多いので、二人の関係性もちょっと反映された曲になっているんじゃないかなと思っています。
カレンさん 私は計画性ももちろん大事だと思うんですけれども、その時その瞬間にしか出会えない人や出合えないこと、そこでしか作れない思い出もたくさんあると思うんです。その分からないワクワクに飛び込んでいくことがすごく好きなんです。でも私の感性だけで生きていたら、きっととんでもないことばかりが起きていっちゃう(笑い)。ゴールのないダンジョンというか。そこを楽しみつつも軌道修正してくれるクララの存在があるからこそ成り立っている旅なんだろうなと思います。そこもホロとロレンスっぽいのかもしれません。