Ｕ―２３日本代表・大岩監督

◆サッカー男子パリ五輪アジア最終予選兼Ｕ―２３アジア杯　▽準々決勝＝延長戦１５分ハーフ＝　日本４―２カタール（２５日・ドーハ） 【写真】日本が４強一番乗り　五輪切符を争うライバルはどこだ？ 　１次リーグを２位通過した日本は、準々決勝で開催国のカタールと対戦し、延長戦までもつれる１２０分の死闘を制して８大会連続の五輪出場に王手をかけた。 　延長前半１１分、ＦＷ細谷真大がワントラップから右足で逆転ゴール。今季Ｊ１で無得点、今大会も決定機を逃し続けていたエースが待望の一発で、勝利に導いた。延長後半８分には１９歳のＦＷ内野航太郎（筑波大）が冷静に押し込み、追加点を挙げた。アジア最終予選での１０代選手のゴールは、アトランタの中田英寿、シドニーの市川大祐、リオの井手口陽介に続いて４人目となった。 　１２０分を戦い抜いた若き代表にネットも試合後に反応。「磐石な試合展開ではなかったですが、厳しい試合を勝ち抜いた事自体が素晴らしく」「この一戦がオリンピックに向けて一番大事な試合だと思っていたので、どんな形であれ勝ったことがものすごく大きいです」と賛辞が並ぶ一方で、「数的優位であれだけ決定機もあったんだから、９０分でしっかり勝負をつけて欲しいのが本音」「結果的に勝てたからいいものの、カタールが一人少ない状態でなければ負けていてもおかしくない試合」と課題を指摘する声もあった。 　負ければ１９９２年バルセロナ五輪以来の予選敗退となっていたが準決勝進出。日本はイラク―ベトナム戦の勝者と３０日（午前２時３０分）に対戦する。