突然の「戒厳令」騒動 鹿児島空港で帰国者などに聞いてみると
南日本放送
韓国の大統領が突如発令した「戒厳令」。4日朝には解除されましたが、現地で混乱はなかったのか。鹿児島空港で帰国した人や出迎えた人などに話を聞きました。 韓国の尹錫悦大統領は、3日、「戒厳令」を発令しました。韓国での「戒厳令」は1987年の民主化後初めてで、宣言されると、国会や政党の活動が制限されるほか、言論やメディアも軍に統制されます。 戒厳令を巡っては、1989年に中国が天安門事件で北京市に布告したほか、ロシアが、侵攻したウクライナの一部地域でも発令されていますが、日本国憲法には、「戒厳令」について規定はありません。 韓国の戒厳令は、4日未明に解除されましたが、現地で混乱はなかったのか。5日、鹿児島空港の国際線ターミナルでは・・・。 (夫が韓国に単身赴任)「(発令時も)全然そんなに騒がしいというのもなく、近くで警察がいっぱいいたということぐらい。何も影響はなかった」 (出迎えに来た県観光連盟の韓国担当)「心配はあるが、時間が過ぎたら前みたいに普通の生活になると思う。心配もなくて、飛行機も満席」 一方、これから韓国に向かう人は・・・。 (スポーツ合宿へ)「あの政治問題。大丈夫かなと心配している」 定期路線のソウル便の利用促進を図っている県交通政策課は「現時点で航空会社からは影響はないと聞いている」としています。
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