錦織がナルディに逆転勝利で今季初優勝、トップ100復帰が目前に [ヘルシンキ・チャレンジャー/テニス]
錦織がナルディに逆転勝利で今季初優勝、トップ100復帰が目前に [ヘルシンキ・チャレンジャー/テニス]
ATPツアー下部大会「HPPオープン」(チャレンジャー125/フィンランド・ヘルシンキ/11月4~10日/賞金総額14万8625ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス決勝で、元世界ランク4位の錦織圭(ユニクロ)が第5シードのルカ・ナルディ(イタリア)に3-6 6-4 6-1で逆転勝利をおさめて今季初優勝を飾った。試合時間は2時間8分。 ~HPPオープンで今季初優勝を飾った元世界4位の錦織選手~ 錦織がチャレンジャー大会でタイトルを獲得したは、昨年6月のパルマス デル マール(チャレンジャー75/ハードコート)以来でキャリア8度目となる。 今季4度目のチャレンジャー大会参戦となった34歳の錦織は、ダイレクトインで本戦入り。前週のブラチスラバ(チャレンジャー125/室内ハードコート)では3試合を勝ち抜き、準決勝でロマン・サフィウリン(ロシア)に4-6 4-6で敗れはしたが今季初の4強入りを果たしていた。 両者は今回が初顔合わせ。今大会での錦織は1回戦で予選勝者のニコラス・アルバレス バロナ(スペイン)を6-4 6-2で、2回戦で第7シードのジェローム・キム(スイス)を6-3 1-6 6-2で、準々決勝で第4シードのジェイコブ・ファーンリー(イギリス)を6-4 6-3で、準決勝では予選勝者のマックス ハンス・レーベルク(ドイツ)を6-4 6-7(6) 6-2で破って決勝進出を決めていた。 2024年シーズンの錦織はパリ五輪(フランス・パリ/クレーコート)とデビスカップを含む14大会で合計31試合(シングルス)を戦い、20勝11敗の戦績を残した。今大会の結果で錦織は125ポイントを獲得し、世界ランク110位以内に浮上することが確実となった。 股関節と足首のケガで長期離脱を余儀なくされていた錦織は復帰戦だった昨年6月のパルマス デル マールで優勝を飾ったあと7月のアトランタ(ATP250/ハードコート)で8強入りしたが、今度は膝のケガに見舞われシーズンを終えていた。
テニスマガジン編集部