“一発逆転グランプリ”絶好のチャンス! 17日開幕の競輪G1「寛仁親王牌」は初日から見逃せない
勝ち上がりを解説
寛仁親王牌は4日制のGIとなる。初日のシードレースは2種類あり、格上の「日本競輪選手会理事長杯(日競杯/理事長杯)」1レースと特選予選が2レース設けられている。 日競杯上位5名と特選予選上位2名が2日目メイン「ローズカップ」へ進む。ローズカップ出場選手は失格にならない限り準決勝に進出できる。 一次予選9レースでは二次予選2種類への勝ち上がりを競う。上位2着までが準決勝へ4着権利の「二次予選A」、3~4着は準決勝へ2着権利の「二次予選B」へ進むことになる。2着権利は非常に厳しいため、シビアなレースとなりそうだ。 また日競杯6~9着と特選予選3~4着と5着のうち選考順位上位1名が二次予選A、特選予選下位は二次予選Bに回る。 準決勝以降は通常のグレードレース同様に、上位3名が決勝進出となる。4日制のGIということで、シード組はかなり有利に勝ち上がりを進めることができそう。一方で一次予選スタートの選手にとっては初日から緊張感が大きいだろう。
一発逆転グランプリもあり得る! 4日制GI
今回の寛仁親王牌の優勝賞金は昨年から200万円アップの4000万円。決勝3着までが1000万円を超える賞金が与えられる。また2日目ローズカップの1着賞金は114万3000円で、準決勝1着は80万5000円だ。 優勝者には年末のKEIRINグランプリ出場権が与えられる。賞金でのグランプリ争いも白熱しており、ボーダー上の選手は自身の勝ち上がりはもちろんのこと、出場権を争うライバルとの戦い方も意識してくるだろう。
熊本記念終了時の賞金ランキングでは、ボーダー上の6~7000万円台に6名がひしめく接戦に。すでにグランプリの出場権を持った選手の優勝となれば、賞金争いの熾烈さに拍車がかかるだろう。 賞金ランキング19位の松浦悠士と25位の山口拳矢が“赤パン”を維持するためには寛仁親王牌か競輪祭、いずれかのGIを獲るしかない。2人とも日競杯からのスタートであるため、一発逆転のチャンスは十分ある。 競輪祭がシードなしのポイント制予選を含む6日制であることを考えると、ここで「獲りたい」と考えている選手が多いはず。激闘の4日間、競輪ファンの皆さんには初日から余すことなく楽しんでほしい。