“一発逆転グランプリ”絶好のチャンス! 17日開幕の競輪G1「寛仁親王牌」は初日から見逃せない
寛仁親王牌と全プロの深い関係
10月17~20日に弥彦競輪場で開催される「寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(GI)」。8月下旬に出場選手108名が発表された。 この大会は、1990年に日本で開催された「世界選手権自転車競技大会」において寛仁親王が名誉総裁を務めたことが由来となっている。近年は前橋競輪場か弥彦競輪場で開催されることが多く、過去には青森競輪場で開催されたこともある。
この大会のひとつの特徴として、5月末に高知で行われた「全日本プロ選手権自転車競技大会(以下「全プロ競技大会」)」における成績が考慮される。 選考条件には自転車競技での成績に関する選考条件が多数含まれているが、今回の大会日程と「世界選手権自転車競技大会」の日程が重なっているため、太田海也らナショナルチーム勢の出場はない。つまり今大会の選考のポイントはの全プロ競技大会出場者、成績上位者ということになる。
オールスター競輪(GI)に出場した選手のうち、寛仁親王牌の出場権を逃した選手(ナショナルチームを除く)は、北津留翼、武藤龍生、和田真久留など。和田は賞金14位、武藤は17位と上位だが、いずれも全プロ競技大会には出場していなかった。 また、昨年大会ファイナリストで弥彦競輪がホームバンクの諸橋愛も同様に、出場選手に名前がなかった。
寛仁親王牌出場選手の競走得点
寛仁親王牌出場正選手108名の平均競走得点は、109.08(熊本記念終了時点)。 参考までに、出場人数が同じ108名のGI全日本選抜は正選手の平均競走得点が109.87、GI高松宮記念杯競輪は110.80。全プロ競技大会で好成績を残したS級2班の選手も多く選ばれることから、寛仁親王牌の平均競走得点はやや低くなっている。 出場選手の中で100点を切っているのは渡辺正光、小林潤二、梅崎隆介の3名だ。いずれも全プロ競技大会で結果を残しての出場で、渡辺は4km個人パーシュート、小林はエリミネイション、梅崎はチームスプリントで上位に入った。