【陸上】ウクライナの妖精・マフチフが2m10!!女子走高跳37年ぶりの世界新樹立「信じられないジャンプ」/DLパリ
世界最高峰のダイヤモンドリーグ(DL)・第8戦のパリ大会が7月7日に行われ、女子走高跳でY.マフチフ(ウクライナ)が2m10の世界新記録を樹立した。 【動画】スタジアム大興奮!マフチフの世界新ジャンプをチェック! マフチフは昨年のブダペスト世界選手権金メダリスト。これまでのベストは室内で跳んだ2m06(21年)だった。この日は1m92を1回目、1m95を2回目、1m98を1回目でそれぞれクリア。2m01は2回目跳んだ。続く2m03を2回目にクリアし、N.オリスラガース(豪州)が跳べずにマフチフの優勝が決まった。 マフチフは自己新となる2m07を2回目にジャンプ。そしてバーを架けた2m10の世界新は1回目で跳んで見せた。従来の世界記録はS.コスタディノワ(ブルガリア)が1987年に跳んだ2m09で、実に37年ぶりに1cm塗り替えた。 「信じられないジャンプでした」とマフチフ。パリ五輪も近いことから、2m07の自己新を跳んだ時点で控える選択もあったようで、「もちろん五輪のほうが大事ですが、心の中でできると信じていた」と挑戦した。欧州選手権前にはケガをしていたが、「戦う準備ができています。オリンピックもすばらしい大会になる。楽しみです」とコメントしている。
月陸編集部