物価高でも「かまくら」は価格据え置き セブン-イレブンのクリスマス戦略、3つのキーワード
クリスマスケーキに求めること
一緒にクリスマスを過ごす人によってケーキの予算や求める要素が変わることも分かった。調査の回答全体では、クリスマスのケーキにかける予算について「2000~3000円未満」(18.1%)の価格帯が最多だったが、家族と過ごす場合は「3000~4000円未満」が、パートナーや友人と過ごす場合は「1000~2000円未満」が最多となった。
物価高騰、ケーキはどう対応する?
コスパを意識した施策として、同社は3000円以下の商品群を昨年から3割増やした。ケーキの原材料価格は高騰しているが、クリスマス商品の定番である「クリスマスかまくら」は製造工程などを見直し、価格を据え置いた。また、単身世帯が増加していることから3~4号サイズといった小さめのクリスマスケーキも拡充した。 タイパ志向のニーズに対しては、チキンのセットやオードブルのメニューを充実させ対応する。宮氏は「忙しい平日に、『セブンイレブン1カ所で、クリスマスに必要な全てがそろう』という状況を目指した」と説明した。 コスパ、タイパに加え、「特別感」を強調したセブン-イレブンのクリスマスは、消費者の支持を得られるか。
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