猛暑と天気急変に注意 3連休も所々で雨雲発達 台風シーズン続く 2週間天気
この先も、厳しい残暑は収まる気配がなく、西日本を中心に猛暑日も。熱中症に加え、急な雨にも要注意。3連休中も、局地的に雨雲が湧いてきそう。日本の南では、台風が発生しやすい状況。
前半:10日(火)~16日(月:敬老の日) 晴れても所々で雷雨 猛烈な暑さ
この期間は、北海道は低気圧や前線の通り道で、スッキリしない天気となりそうです。特に、明日10日の夕方から11日の午前までは日本海側ほど広く雨で、ザッと強く降ることもあるでしょう。 本州から四国、九州にかけて、高気圧の圏内で、おおむね晴れる見込み。ただ、安定した晴天とはならず、連日のように所々で雨雲や雷雲が湧くでしょう。14日~16日(敬老の日)の3連休も変わりやすい天気。東京や大阪をはじめ、晴れマークが並ぶ所も、急な雨への備えがあると安心です。 沖縄は、気圧の谷や湿った空気の影響を受けるため、雨の日が多いでしょう。本島地方では、明日10日にかけて熱帯低気圧に伴う活発な雨雲がかかり、警報級の大雨となるおそれもあります。 気温は全国的に平年並みか高いでしょう。東海以西は猛烈な暑さで、関東も内陸で猛暑日となる所がありそうです。夜も気温があまり下がらないでしょう。
後半:17日(火)~22日(日) 秋雨前線の影響を受けやすい
この期間は、北海道は晴れる日がほとんどです。 そのほかの各地は、秋雨前線や湿った空気の影響を受けることが多くなるでしょう。よく晴れるのは17日のみ。その先は雲が広がりやすく、たびたび雨が降るでしょう。 猛暑は落ち着いてくるものの、それでも気温は高めで推移します。日中は西日本を中心に30℃以上の日が続くでしょう。湿度も高く、かなりの蒸し暑さとなりそうです。まだまだ、熱中症対策が欠かせません。 厳しい残暑に加えて、台風の発生にも注意が必要な時期です。日本の南では依然として海面水温が高く、活発な積乱雲の塊が見られます。今後、台風が発生して北上してくる可能性もありますし、陸地に近づかなくても、周辺の高温多湿な空気の影響で秋雨前線の活動が活発になるケースがあります。今後も、台風情報をチェックしつつ、日ごろから災害への備えをしておくと良さそうです。
日本気象協会 本社 戸田 よしか