JR東日本・南武支線の「何かとお願いされる」駅は、浜川崎だけではなかった
改札の先には、京急の「横浜・三浦海岸方面」のホーム。複線の線路を挟んで反対側の「羽田空港方面/品川方面」のホームに行くには、階段を上って南武支線のホームを通り抜けなければならない。京急線の頭上を直角にまたいでいる南武支線のホームが、京急線の相対式ホームの連絡通路になっているのだ。 それを知って南武支線のホームで観察していると、「南武線に乗るときタッチ!」の黄色い簡易改札機には触れずにすいすい歩く人が結構いた。決して広くないホームに、南武支線の電車を待つ人、通り抜ける人。そのすぐ横を、スピードを落としているとはいえ長大編成のコンテナ列車が通過する。 ホームドアはなく、接触事故が起きないかちょっと心配になったが、壁には「ホームよし」と縦に大書きしたステッカーが貼ってあった。その意味するところは「ホームを歩く際は、貨物列車に十分ご注意ください」という「お願い」かもしれない。 ☆共同通信・藤戸浩一 新潟地区で運用されたE127系の南武支線投入が決まり、6月5日に鎌倉車両センター中原支所で撮影会が行われた。営業運転開始のスケジュールはこの原稿の執筆時点では発表されていないが、各駅には鉄道ファンが集まることが予想される。尻手駅長のメッセージ(八丁畷駅にも同じものが掲示されていた)をしっかり胸に刻み、安全に楽しく撮影しましょう。