「しっかり手応えあった」丸が2号代打弾 昨季は5割超“地方の鬼”になれる秘訣
◆JERA セ・リーグ 巨人4―0DeNA(15日・福井) 巨人が今季8度目の0封勝利でDeNAとの北陸シリーズに2連勝し、首位をキープした。打線は初回、坂本の適時打で先制し、7回には代打・丸の2号2ランで突き放した。 【動画】丸が2号2ランをライトに放つ! 代打で貴重な一発 狙い澄ました一振りで仕留めた。丸が福井の夜空に白球をかっ飛ばした。2点リードの7回1死二塁。代打で登場すると、1ボールから石田健の内角高め136キロ直球を完璧に捉えた。「振れる球をしっかり待っていた。めちゃくちゃ久しぶりにしっかり手応えがあったので、入ると思いました」。ライナー性の打球は右翼芝生席へ。2号2ランで、試合を決定づけた。代打の難しさを経験している阿部監督は「すごい集中力でさすがだなと思って見ていました。代打で打つのは並大抵のことではない」と絶賛した。 “地方の鬼”が本領を発揮した。昨季は本拠地開催以外の試合で19打数10安打、打率5割2分6厘と大暴れ。地方での強さの秘けつについて「分からないです」と苦笑いしつつも貴重な一発を放ち、今季も存在感を発揮した。 今季は左投手の対戦で40打数15安打、打率3割7分5厘と、打ちまくっている。ダメ押し2ランも、左腕の石田健からだった。「左ピッチャーの時にいいイメージがある。もっと右投手からも打てるように」と表情を引き締めた背番号8。百戦錬磨のベテランがさらに状態を上げていく。(宮内 孝太)
報知新聞社