学校のプールで“日焼け止め禁止” 理由は「水質管理」?…専門家の見解は 小中の 3割でクリーム禁止【#みんなのギモン】
■「許可しましょう」…専門家の見解は?
山崎アナウンサー 「その上で、日本臨床皮膚科医会と日本小児皮膚科学会は『必要な時は日焼け止めの使用を許可しましょう』と学校や保護者に求めています。また日本学校保健会も『日焼けしやすい児童生徒や、強く反応が出てしまう光線過敏のある児童生徒には、日焼け止めクリームを使用させてください』としています」 森アナウンサー 「水質が問題だったら、『水が汚れた』というデータがないと説得力はないなと思いますし、もし仮にダメだったとしたら、学校にはラッシュガードの使用を認める、または日よけのテントをきちっと作るなどの対策を講じてほしいと思います」
■一般のプールではOK?NG?
森アナウンサー 「一般の市民プールはどうなっているんでしょうか?」 山崎アナウンサー 「every.が調べたところ、東京サマーランドや、埼玉・所沢市の西武園ゆうえんちは、日焼け止めの使用はOKということでした」
■区営や市営は?都内15施設に取材
山崎アナウンサー 「一方で区営や市営のプールについて、every.が都内にある15の施設に問い合わせたところ、11の施設で禁止でした。理由は『水質管理のため』で、日焼け止めをつけたまま入ると水が汚れる、ということでした」 「ただ、あくまで水質管理のためであり、プールサイドでは日焼け止めはOK。塗った日焼け止めは、プールに入る前にシャワーで落としていただければいいですよ、という所もありました」
■子どもの時からの紫外線対策の大切さ
斎藤キャスター 「僕はプロ野球選手になってから日焼け止めを塗るようになったんですけど、日々の疲れが全然違うんです」 森アナウンサー 「日焼けすると疲れますもんね」 鈴江アナウンサー 「消耗するんですね」 斎藤キャスター 「毎日やってるから、炎症しているんだなというのがよく分かるんですよ。何かしらの対策はしないといけないなとは思います」 山崎アナウンサー 「強い日差しを浴び続けた後は、体が熱を持って疲れているのが分かりますからね。日本臨床皮膚科医会などは、『子どもの時から適切な紫外線対策を行うことは、生涯にわたって健やかな肌を保つ生活習慣の1つです』としています」 「プールや屋外での活動などで、適切な紫外線対策を求めているんです」 鈴江アナウンサー 「暑さという環境がどんどん変わってきていますので、これまで大丈夫だったからそのままのやり方で、というのが通用しなくなってきていると思います。環境に応じて対策もアップデートしてもらいたいですし、個人としてもできることを工夫したいですね」 山崎アナウンサー 「強い日差しの浴びすぎというのは、大人・子ども問わず健康に悪影響を及ぼします。熱中症とともに紫外線対策も積極的に行っていきましょう」 (2024年7月22日午後4時半ごろ放送 news every.「#みんなのギモン」より)
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