県がインフル警報 過去2番目の早さ
石川県は29日、季節性インフルエンザの警報を発令した。今年第47週(20~26日)の県内48カ所の定点医療機関を受診した患者数が前週比558人増の1453人で、1定点当たりでは30・27人となり、警報の目安となる30人を超えた。このタイミングでの発令は、調査を開始した1999年以降で2番目に早く、県は手洗いや換気などの対策の徹底を呼び掛けている。 県内では44週(10月30日~11月5日)に1定点当たりの人数が10人を超え、県が8日に注意報を発令。注意報、警報ともこれまでで発令が最も早かったのは新型インフルエンザが流行した2009年だった。 29日には津幡町条南小とかほく市外日角小でインフルエンザと疑われる集団風邪が発生し、児童30人が発熱などの症状を訴えた。両校とも学級閉鎖とした。 咽頭結膜熱(プール熱)の感染者数は前週比57人増の139人で、1定点当たりでは4・79人(前週2・83人)となった。県は3人以上が2週続いた場合に警報を発令することとしている。新型コロナは前週比27人増の143人で、増加は2週連続となる。