学校の給食費 新年度から市が徴収へ 学校現場の業務負担軽減へ 《新潟市》
新潟市はことし4月から、これまで各学校で集金、管理していた給食費を市が一括して徴収する制度に変更すると発表しました。 新潟市の発表によりますと対象となるのはこの春卒業する生徒を除く、市内の小中学校、特別支援、中等教育学校の在校生、そして4月に入学する新小学1年生の児童や生徒のすべてで、保護者に手続きの案内をしているということです。 これまでは学校が指定した金融機関で保護者の口座振替によって徴収しているということですが、市が一括して徴収することで学校現場の業務負担軽減をはかり、利用できる金融機関の選択肢が増えるなどの利便性もあるといいます。 給食費だけでなく教材費などの学校徴収金も給食費とあわせて口座振替するということです。口座振替の手数料は市が負担します。2月末までに対象となるすべての保護者に手続きをしてほしいとしています。 県内ではこうした制度を導入している自治体はまだ多くないといいますが、学校の教職員の業務軽減などを目的に、給食費を自治体の会計に組み込む「公会計」化は全国的に進んでいるということです。