今季の筑波大を支えた神山和奏／須﨑沙織。ペアとして全勝を果たしたほか、須崎は単でも2勝を挙げて最優秀選手に輝いた

関東大学バドミントン春季リーグの1部、2部最終戦が、5月3日に日本体育大学健志台キャンパス内の米本記念体育館で開催され、最終順位が確定した。 【女子1部】 女子1部の優勝争いは、4日目を終えて全勝の筑波大を、明治大と法政大が1敗で追う展開となった。そうした状況のなか、最終日は筑波大と明治大が対戦。逆転優勝に望みをつなげたい明治大は、第1シングルスの杉山凜と、第2シングルスの小原未空が続けて白星を獲得。2－0とリードした明治大が、試合の流れをつかんだかに思えた。 このままでは終われない筑波大は、第1ダブルスの青木もえ／中原鈴が勝って反撃を開始すると、第2ダブルスでは神山和奏／須﨑沙織が明治大の本田胡桃／亀井菜杏をファイナルゲームで競り勝ってスコアをタイに戻した。筑波大はこの後、第3シングルスが敗れてチームは今季初黒星を喫したが、筑波大、明治大、法政大の3チームが4勝1敗で並ぶなか、マッチ率で上回った筑波大の優勝が決まった。 惜しくも全勝優勝とはならなかった筑波大だが、「新チームになって一人ひとりがちゃんと課題に向き合って毎日練習を積んできた結果が、最終的には優勝につながったと思う」と神山主将。大会初日にはケガ人が出るなどのアクシデントもあったが、「慌てないように一人ひとりがちゃんと準備をしてきた」とチーム一丸となって優勝を果たした。 【最終順位】 優勝：筑波大 2位：明治大 3位：法政大 4位：日本体育大 5位：早稲田大 6位：日本大