ブルワーズ戦に先発した菊池雄星（AP）

　◇インターリーグ　ブルージェイズ－ブルワーズ（2024年6月11日　ミルウォーキー） 　ブルージェイズの菊池雄星投手（32）が11日（日本時間12日）、敵地でのブルワーズ戦に先発し、今季ワーストの4四球を与えて5回降板も3安打5奪三振無失点。試合は3-0で勝ち、今季4勝目を挙げた。 　制球が安定しない中、粘投を続けた。初回は四球と中前打でいきなり無死一、二塁。2死後にも2つ目の四球を与え満塁のピンチを背負ったが、6番サンチェスを三ゴロに抑え無失点で切り抜けた。2回は無死一、二塁、3回も1死一、二塁を切り抜けた。4、5回は３者凡退だったが、この時点で球数が97球に達していた。 　菊池は前回6日（同7日）のオリオールズ戦で6回1失点と好投。4月22日のロイヤルズ戦以来、45日ぶりの白星となる今季3勝目を挙げ、メジャー通算700奪三振も達成した。今季は14試合で4勝5敗、防御率3・26。 　9日（同10日）のアスレチックス戦では一塁ベンチ付近に飛んだフライを避けようとベンチからグラウンドに飛び出したが、フライを追いかけてきた一塁手と激しく衝突。フライがベンチ前のグラウンド上に落ちたため、試合に出場していないものの守備妨害が宣告され、アウトとなる珍事で話題をさらった。試合後、「小さな穴を掘ってその中に隠れようと思った」と語ったことも米メディアが報じた。 　また、花巻東高（岩手）の後輩で米スタンフォード大に入学した佐々木麟太郎内野手（19）が日本時間10日に自身のインスタグラムをアップデートし、先輩・菊池とのツーショット写真を公開。前週にオークランドで行われたアスレチック-ブルージェイズ戦に招待されて観戦し、夕食も共にしたことを明かしていた。