櫻井翔“武蔵”の「うそだろ!」再び…今度は“鬼”より残忍な“獣”軍団に戦慄<新空港占拠>
櫻井翔主演のドラマ「新空港占拠」(毎週土曜夜10:00-10:54、日本テレビ系/Huluにて配信)の第1話が1月13日に放送された。放送前から武蔵(櫻井)が対峙することになる武装集団のキャスティング予想が白熱。初回ではさっそく1人の正体が明かされたが、その謎と共に武装集団の恐ろしさも垣間見えた。(以下、ネタバレを含みます) 【写真】新人情報分析官・岩槻澪を演じる白石聖 ■今度は空港占拠事件に巻き込まれる武蔵 本作は、2023年に放送された「大病院占拠」(日本テレビ系)の続編。神奈川県初の国際空港「かながわ新空港」を突如として獣の面をかぶった武装集団が占拠。神奈川県警捜査一課の武蔵三郎(櫻井)が再び巻き込まれる。与えられた期限はわずか1日。極限状態で繰り広げられるタイムリミット・バトル・サスペンスとなる。 第1話冒頭からスピーディーに展開した。不意を突かれて意識を失った武蔵が気付くとトラックの中。そこには、なぜか姉で神奈川県議会議員の二葉(奥貫薫)の姿も。拉致された2人が連れて行かれたのは、武装集団が占拠したかながわ新空港だった。 武蔵は、1年前の事件以来休職している管理官・和泉さくら(ソニン)に協力を要請。情報分析官・志摩(ぐんぴぃ)らも加わり、空港からの人質脱出に動き出す。 ■犯人たちが被る面は十二支? “鬼”より残虐な一面 大病院占拠で対峙したのは鬼の面を被った犯人たちだったが、今回はその模倣犯なのか、“獣”の面を被っていた。 犯人たちの映像を見た武蔵は、「これ十二支か?」と気付く。リーダー格と思われる龍をはじめ、蛇、鶏、虎、猿、馬、猪、牛、兎、羊といた。十二支とすると、ねずみと犬が不在で、犯人はあと2人いる可能性が出てきた。 その2人は武蔵を拉致した男女かもしれないと推測し、緊急配備をかけた横浜署の警部補・本庄杏(瀧内公美)らが追う。 そんな中、武蔵と二葉は資材庫に逃げ込むが、追ってきた“兎”と“羊”につかまり、他の人質たちもいる場所に連行された。“龍”は、武蔵ら人質に向かって「我々の指示に従え。さもないと獣の餌になる」と宣戦布告する。 武蔵は残る2人の存在を知っていると説得しようとするが、「獣は死ぬまで降伏しない」と“龍”。 すると、“ねずみ”と“犬”と思われていた2人が何らかの任務を遂行しようとした時、不穏なものを感じたさくらは確保の作戦中止を告げるが、横浜署署長の川越和夫(片桐仁)が勝手に決行を言い渡す。本庄らが背後に迫った時、爆発が起きて一味だったはずの2人が死亡した。 「我々は獣。本能の赴くままに行動する。誰にも止めることはできない」と続けた“龍”の言葉は、ヤバさを際立たせた。仲間をあっさり切り捨てるのは、前回の“鬼”たちよりも残虐だ。 ■武蔵「うそだろ…」“獣”集団の1人が早くも判明 同時に、事件の背景にあるかもしれないのは、武蔵の兄・健一だということも明かされた。市役所職員だった健一は30年前の12月24日に行方不明に。警察は仕事が行き詰まっての失踪だったと判断し、捜査は打ち切りとなっていた。二葉はその健一の失踪を理由に呼び出されて拉致されたのだった。さくらは「武蔵にとっては因縁の事件よ」とつぶやいた。 また、武蔵の妻で、前回の事件の舞台となった病院から別の病院に勤務するようになっていた裕子(比嘉愛未)も謎の男(ジェシー)に銃を突きつけられる展開に。 家族ごと巻き込まれてしまった武蔵。お決まりの「うそだろ!」を発しつつ、新たなる緊迫感が漂う幕開けの中、ラストでは早々に武装集団にいる“蛇”の面が外された。それは前回の事件で武蔵と一緒に犯人に立ち向かう情報分析官だった駿河紗季(宮本茉由)だった。 武蔵はここでも「うそだろ…」とつぶやいたが、実は視聴者の間では前作の最終回の動きで駿河を怪しむ声も上がっていた。ただ、なぜ武装集団に入ったのか気になるところ。“獣”たちのキャスティングと共に、物語そのものの考察合戦もスタートし、タイトルがトレンド入りを果たした。 公開されているビジュアルでは“獣”集団は12人おり、今回死んだ仲間2人は面をつける姿はなかったため、これから新たに2人の登場もあり得る。そして、“獣”たちの目的は何なのか。第1話には伏線となりそうな描写も多々あり、おさらいしながら次回を待ちたい。 ◆文=ザテレビジョンドラマ部