オープンから3週間も長い行列 話題店の秘密に独自の法則
QAB 琉球朝日放送
先月25日に那覇市にオープンした食品スーパー・ロピア。オープン初日には店の予想をはるかに超える長い行列ができるなど、県民の高い注目を集めました。 沖縄初進出から3週間。その魅力を改めて取材するとそこには店が掲げる独自の法則がありました。おとといオープンから3週間を迎えたロピア。いまだに開店前には長い行列ができています。 午前10時に店が開くと店内はわずか10分でこの賑わいに!その魅力はなんといっても”安さ”と”オリジナリティあふれる商品”の数々。元々は神奈川県の精肉店として創業した歴史もあって自慢の肉はどれもデカ盛り…そして店内で作られている惣菜もてんこ盛りです。
さらに各売り場で目をひくのが”まとめ売り”パスタや韓国のり、プリンやヨーグルトもまとめて売られているんです。これが”ロピアの法則その1” ロピア国際通り店 食品部チーフ仲座正博さん「1品でも安いがお客様にお得感をより感じてもらうためにこのような販売をしている。実際には作業コストの低減や商品を補充する時間の圧縮など店側にもメリットがある」 そもそも商品を安く提供できる秘密に店が取り入れている”個人商店制度”があります。スーパーマーケットの多くはそれぞれの店舗ごとに1人の店長が全体の指揮をとって商品を買い付けて販売するのに対し、ロピアでは各売場のチーフたちが自ら商品を買い付けて価格を決めています。 精肉や鮮魚・惣菜といった各売場はそれぞれが独立した商店のような存在、そのチーフたちは商店主にあたる立場なのです。こうした取り組みによって従来のスーパーでは難しかった各売場の専門性も上がり、より魅力のある商品を安く提供できるといいます。これが”ロピアの法則その2”です。 ロピア国際通り店 食品部チーフ仲座正博さん「商店街にお肉屋さんがあったり魚屋さんがあったりするように1つの部門が通りを盛り上げていこうという考えのもと仕事をしているので部門同士で競い合って他の部門に負けないようにということがお客様へのサービス増にもつながっている」 さらにその法則は価格の細かい設定にもありました。値札を見て何か気がつくことありませんか?そう!399円や555円といった2つ以上の同じ数字が並ぶ”ゾロ目”が多いのです。これが”ロピアの法則その3” ロピア国際通り店 食品部チーフ仲座正博さん「ただ安くするだけではなくて、極力安さを感じてもらうためにここまで(値段を)落とせば安く感じるだろうという数字を意識している」 こうしたロピア独自の法則は県民にもしっかり届いているようです。 訪れた人「安くて数が多い。特価があるから卵もものすごく安いバナナも安い(他店では)100円では買えない。ありがたい」 訪れた人「週1くらいで来ている。物によってはスーパーごとに安いものだけ探している訳ではないがないものがあったりするロピアにないものがサンエーとかマックスバリューにあったりもするので乗り換えることはないと思うけど(ロピアに来る)頻度は多くなると思う」