バレー男子の大分三好ヴァイセアドラー財政難で“休部”を発表 オーナーの急死…「苦渋の決断だった」
男子バレーボールのトップリーグで九州唯一のチームとして20年近く戦った大分三好ヴァイセアドラーが財政難から“休部”を決めました。 男子バレーボールの大分三好ヴァイセアドラーは30日、公式ホームページを通じ5月20日付けで休部することを発表しました。チームは1994年、三好内科循環器科医院の実業団クラブとして創設。2006年にトップリーグ1部に参入し、「大分三好ヴァイセアドラー」とチーム名を変えました。 1部であわせて12年プレーしましたが、最高順位は10チーム中、9位と苦戦。去年2部に降格し、今シーズンは6位に終わりました。 3月11日に院長でオーナーの三好博氏が急死。母体の三好内科循環器科医院が財政的に運営を続けることが難しくなり、譲渡先を模索していました。しかし、候補企業との条件面で合意に至らず、Vリーグ参入ライセンス交付期限を迎えた30日、リーグに参加しないことを決めました。 (大分三好ヴァイセアドラー・坂口嘉彦副部長)「本当に県民の皆様にいろいろ応援していただいて申し訳ない気持ちでいっぱいです。苦渋の決断だったと思っています。大分三好の名前が消えるかもしれないですけど、灯じゃないけど残った上で復活してもらえればなという気持ちで“休部”という形にさせていただきました」 チームは今後、選手やスタッフの移籍先を探し、休部前の5月19日にはファン感謝祭を実施します。
大分放送