【有馬記念】明暗分かれた〝100%同血馬〟 同世代に同じ牧場で生まれた2頭が1番人気と1着に…
[GⅠ有馬記念=2024年12月22日(日曜)3歳上、中山競馬場・芝内2500メートル] 【写真】見よ!この表情 戸崎圭太のド派手なガッツポーズ! これも運命のいたずらなのか。父スワーヴリチャード、母の父ハービンジャー、祖母ランズエッジ。ともに2021年に北海道安平町のノーザンファームで生まれ、血統表に並ぶ字面は全く同じ3歳馬2頭がグランプリで3度目の対決となった。 1番人気のアーバンシックは、母エッジースタイルで3月16日生まれ。5番人気のレガレイラは、母ロカで4月12日生まれ。初対決の皐月賞はアーバンシック4着&レガレイラ6着で、2度目の対決となったダービーはレガレイラ5着&アーバンシック11着と痛み分けだった。全姉妹にあたる母同士は、ロカが2012年生まれ、エッジースタイルが13年生まれという1年違い。祖母ランズエッジの4歳上の兄には日本競馬の至宝ディープインパクトがいる名門牝系で、世界に名だたるノーザンファームとはいえ、血統的に〝100%同血〟の同世代2頭が頂点のGⅠで勝ち負けを争うのは珍しい。2頭はそろってクラブ法人の所属馬で、募集価格はレガレイラが3000万円、アーバンシックが2800万円とほとんど差がなかった。 今回はレガレイラに軍配が上がったものの、今後も「同血・同世代・同牧場生産・異性」の2頭によるライバル関係は続いていくのかもしれない。
東スポ競馬編集部