HORIのレバーレスコントローラーに関する話が浮上 公式アンバサダーのsakoが実験品を借りていることが明らかに
HORIのレバーレスコントローラーに関する話が浮上 公式アンバサダーのsakoが実験品を借りていることが明らかに
周辺機器メーカーHORIのレバーレスコントローラー(以下、レバーレス)に関する話が浮上した。FAV gamingマネージャーのakikiのポストによると、同チーム所属でHORI公式アンバサダーであるsakoが同社によるレバーレスの実験品を使って練習し始めているという。 「周辺機器」画像・動画ギャラリー 現段階でHORIからレバーレスに関する公式発表があったわけではない。現在はHORIが研究のために作っていた実験品レバーレスを使って練習している段階のようだ。 通常のアーケードコントローラーではキャラクターの移動にレバーを使うが、レバーレスはそのレバーがボタンへと置き換わっている。レバーレスは格闘ゲームをプレイするうえでメリットが大きいことから、『ストリートファイターV』でプロゲーマーの間で流行り始めた。2023年の『ストリートファイター6』以降、レバーレスは一般のゲーマーにも人気になりつつある。 一方で、レバーレスは価格が高いことや入手性の悪さといった問題もある。最近では自作系のレバーレス(関連記事)が流行り、RazerにVictrixといったゲーミングデバイスメーカーも参入しつつある分野だが、まだまだ先述した問題が残っているのが現状と言える。HORIからレバーレスが販売されるのならば、より一般ゲーマーにも買いやすくなりそうだ。 sakoの妻でもあるakikiのポストによると、sakoは『ストリートファイター6』でレバーレスを使って春麗を練習しているそうだ。豪鬼はレバーのほうが感触がよかったらしく、春麗はもうレバーレスのほうが「動ける」という。 上記ポストによるとsakoは別アカウントでプレイしていたらしく、レバーレスで練習していることを伏せていたことになるのだろう。今回、ついにHORIの実験品を使っていることが明かされたということで、HORI側のレバーレス開発の研究が進んでいるのだと想像できる。今後、HORIからレバーレスの正式発表があるかもしれない。 プロゲーマーの間でレバーレスが流行りつつあるが、sakoは今でもレバーを使っているプレイヤーとして知られていた。電撃オンラインに掲載された2022年のインタビューによると、sakoがレバーを使っているのは、スポンサーであるHORIがレバーレスを出していなかったからではなく、「自身の好み」であるという。このときのインタビューでは「むしろ、レバーレスを使うならばHORIさんが作るとまで言っていただいています」と語られている。
重田雄一