惣菜の盛り付けをロボット化 日本惣菜協会の取り組みが経産省事業に採択 現場の知見活用へ
日本惣菜協会は、経済産業省の本年度事業「令和6年度革新的ロボット研究開発等基盤構築事業」に代表幹事として採択された。執行管理団体は日本ロボット協会。同協会では令和3年度から業界の人手不足解消を目的にAI・ロボット化を推進しているが、本年度は前年度に開発したシステムの現場運用から得た知見と成果を活用する。 具体的には、さらなる業界での横展開を目的にロボフレの考え方を取り入れた各種ロボットシステムエンハンスと、ロボットシステムを活用した冷惣菜盛付工程、弁当盛付工程、麺惣菜盛付工程などの統合システムを開発、実装する予定。これらの統合システムは、現場での実装後、惣菜関連企業に見学してもらいロボットシステムの横展開を促す目的もあるという。統合システムに加え、構内搬送ロボフレの自動化、デジタルツインの現場実運用に向けた開発も実施する。
本年度の開発内容は「麺惣菜盛付工程統合ロボットシステムとデジタルツイン開発」「冷惣菜盛付工程全自動化新統合ロボットシステム開発、エンハンス」「フライ投入兼弁当盛付工程統合ロボットシステム」「一般弁当盛付工程統合ロボットシステム」「寿司弁当盛付工程統合ロボットシステム」「構内搬送ロボフレ自動化」「デジタルツインの現場運用に向けた開発」など。