ニンジンやパセリも実はそう!次の年も花を咲かせて楽しめるおすすめ二年草
二年草はその名の通り、2年というサイクルで花を咲かせる植物。最初の年は根や茎、葉を育て、植物としての安定化に力を注ぎます。そして2年目、魔法にかけられたように花をつけ、種を残して枯れていくのです。ニンジンなどの野菜やパセリをはじめとするハーブも、二年草です。 【写真集】ニンジン、パセリ、ハーブも!来年も楽しめるおすすめ二年草 二年草は、ライフサイクルを1年で終える一年草や、毎年同じ姿を見せてくれる多年草とは、もちろん異なります。それぞれの植物のライフサイクルに大きく影響を与えるのは、天候。あるエリアで二年草でも、他では一年草として育つこともあります。ここでは、庭におすすめしたい二年草の花々をご紹介。ぜひチェックしてみてください。
1 ジギタリス
ジギタリスは華やか。二年草のなかでもよく名が知られ、愛されている花です。2年目には、すっと伸びた花茎に、カラフルで楽しげなベル形の花をつけます。春の終わり頃から初夏にかけて開花することが多いようです。やや陰のある場所や水はけのいい土を好みます。
2 タチアオイ
形成期の1年を終えたタチアオイは、翌年の夏に大きく目立つ花をつけます。強い日差しにも耐えますが、高さがあるため、支柱が必要。さび病には注意しましょう。
3 ニンジン
春に菜園へ行き、蒔いた覚えのないニンジンが育っているのに気づいた経験は?ニンジンは1年目に収穫ができますが、放っておいても2年目にも花を咲かせます。
4 パセリ
一年草として育てられることが多いパセリですが、花をつけて種を実らせるのは2年目です。つまり、パセリを継続的に料理に使いたいのなら、毎年春に種蒔きをしなければいけないということ。日当たりを好み、強い植物です。
5 アメリカナデシコ
小さな花がひしめくアメリカナデシコは、種からでも簡単に育ちます。2年目の春の終わり頃から初夏にかけて花が咲き、ピンクと白の花々はかぐわしい香りを漂わせます。自分が種を蒔いたことを忘れないように気をつけてください。水はけのいい土を使い、枯れた花をまめに摘めば、開花期間を延ばすことができます。