米メディアが「マー君がヤンキースで投げる最後の日が近づいている」と報道
オプトアウト権の行使を控えて、価値を落としてしまった田中だが、10月に巻き返しのチャンスがあると見ているメディアもある。 米スポーツ専門局ESPN電子版は「フリーエージェントになる選手は、10月に活躍すると、より大きな報酬を得られるかもしれない」という見出しで、オフのFA市場について報じた。 ヤンキースの田中や、ロイヤルズのホズマーら6人を取り上げて、ワールドシリーズ優勝をかけた10月のポストシーズンの戦いがオフの交渉にどのような影響を与えるかを分析している。 同記事は「田中はヤンキースの事実上のエースとしてシーズンを迎えたが、ルイス・セベリーノの急成長とシーズン終盤に向けてソニー・グレイを獲得し、田中自身の不振もあって、その存在が薄らいだ。6月の月間防御率は3.94、7月の月間防御率は3.82だったが、田中の防御率か5点を下回ったのは8月になってから。もし彼がシーズン終了後にオプトアウトするならば、10月にエースにふさわしい数字を残すことで、よい条件を得られるかもしれない」としている。 ヤンキースがワイルドカード枠を勝ち取って、ポストシーズンに進出できるどうかは分からないが、田中にとってはポストシーズンでの登板は、下落した価値を上げるチャンスになりうるということだろう。