新たな感染症に備えて初動対応訓練
びわ湖放送
未知の感染症が発生した際に迅速に対応できるようにと行政や医療などの関係者らが参加して初動対応訓練を行いました。 訓練は、新型インフルエンザの感染者が国内で確認され、県内でも感染が疑われる患者が出たという想定で行われました。滋賀県危機管理センター内に、せきや発熱などの症状が出た女性の家に見立てたブースを設置。保健所などの関係機関とテレビ会議システム「Zoom」でつなぎ症状や同居人の有無、立ち寄った場所を聞き取り、入院を勧告しました。 また、大津市民病院ではエボラ出血熱など一類感染症に相当する未知の感染症にも対応できるように厳重な防護服を着用して、重症患者らの受け入れ訓練を実施。汚染された空気が外部に漏れないようにカプセルに入った患者を、「感染症ER」に受け入れ、CTで肺の状態を検査した後、患者は感染症病棟へ。その後、医師が鼻から検体を採取し、看護師が厳重に梱包するなど手順を確認していました。 今後は、訓練で分かった課題などを検証して行動計画やマニュアルに反映させていくとしています。
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