逮捕の元RIZIN王者ケラモフに懲役6ヶ月、ムサエフ罰金刑、アゼルバイジャン裁判に決着
元RIZINフェザー級王者のヴガール・ケラモフ、19年RIZINライト級トーナメント優勝のトフィック・ムサエフらがフーリガン行為で今年2月に逮捕が報じられたが、アゼルバイジャンメディア『Axar.az』が7月1日(現地時間)「本日、アゼルバイジャンの地方裁判所での審理が発表され結果、ケラモフら4名に懲役6か月、ムサエフら2名に1500マナト(約14万3000円)の罰金が言い渡された」と裁判の決着を報じた。 【フォト】裁判中のケラモフとムサエフの姿 事件は昨年11月4日のRIZINアゼルバイジャン大会のセレモニー。ケラモフらのグループの誰かが、MMAファイターのハサン・アジゾフ氏(編集部:2011年のファイトを確認)を、4歳の子供の目の前で殴りつけた。 騒動の理由は、アジゾフが海外からあるファイターを招待したことであるというが、果たしてその海外ファイターに何のしがらみがあったのか。彼らはさらにアジゾフをロッカーに連れ込み集団でアジゾフに対し、罵声を浴びせるなどし、この地域から撤退するよう要求した。 ケラモフ、ムサエフほか共に行動した複数の関係者の逮捕が現地メディアに報じられたのは今年2月1日だ。アゼルバイジャン共和国刑法 (以下、刑法) の第221.1条の規定によれば、「人はフーリガン行為を重大な違反を犯した人とみなす。公序良俗に反する行為、個人に対する武力の行使や威嚇を伴う不利益な行為、並びに他人の財産の破壊や損傷を行った場合。当該人物は上記の条項に基づいて刑事責任を問われることになる」とある。 ムサエフは罰金だけで済み、さっそく格闘技復帰なるか。ケラモフも懲役半年の判決が確定し復帰の道が見えてきた。今回の行為を深く反省し、再び世界に羽ばたいて欲しいところだ。