【大学選手権】東日本国際大・藤井優矢「力不足」4連投で力尽き初の決勝進出ならず
<全日本大学野球選手権:早大4-3東日本国際大>◇15日◇準決勝◇神宮 東日本国際大(南東北)が延長10回タイブレークの末、早大(東京6大学)に3-4で敗れ、初の決勝進出はならなかった。5回に黒田義信内野手(2年=九州国際大付)の2点適時二塁打で先制するも、ロングリリーフで4連投となった藤井優矢投手(4年=角館)が最後は力尽きた。 ◇ ◇ ◇ 東日本国際大は初の決勝進出はならなかった。東京6大学の王者、早大に延長10回タイブレークまで持ち込んだが、あと1点が及ばなかった。準々決勝まで3連投した藤井が6回途中からリリーフ登板したが、早大・吉納に逆転3ランを許した。「自分の力不足です。先発投手が作ってくれた流れを切ってしまって」。それでもタイブレークの延長10回に最少の1失点でしのいで雄たけびを上げるなど、最後まで投げ抜いた。 3日間で計18イニングを投げ、中1日での登板。疲れは「勝つために腕を振っていました」という言葉に隠した。腕も肩も張りながら、日本一を目指して投げ抜いた。「監督さんに信頼されているということだと思うので、この大会の経験を次につなげたいです」。ベンチ一丸、声を張って戦った4試合。福島・いわきからの頂点への挑戦はこれからも続く。