柔らかな光 ハートランド倉敷開幕 美観地区 29日までライトアップ
全国有数の観光地・岡山県倉敷市美観地区で「第42回ハートランド倉敷」(岡山県、倉敷市、山陽新聞社などでつくる実行委主催)が20日夜、開幕した。29日までの期間中、趣のある柔らかな光が一帯を包み込む。 【動画】柔らかな光 ハートランド倉敷開幕 午後6時から大原美術館前の今橋でオープニングセレモニーが行われ、伊東香織市長が「秋の夜長に素晴らしい景色を楽しんでほしい」とあいさつ。大勢の観光客らが見守る中、浴衣姿の「倉敷小町」3人がたいまつに火をともすと、倉敷川沿いの柳やあんどんが一斉にライトアップされた。 倉敷川に面した観光案内所・倉敷館の壁には瀬戸大橋やマスカット、市花のフジなどのプロジェクションマッピングを投影。倉敷市の女性会社員(37)は「川面に映る映像も美しい。日中に増して風情がありますね」と友人と堪能していた。 このほか、倉敷物語館の中庭は大量の和ちょうちんで飾り、旧大原家別邸・新渓園では和柄をあしらった紙製の照明作品「希莉光(きりこ)あかり」が幻想ムードを演出している。 各会場のライトアップは午後6時~9時。過去2年の8月開催から、暑さ対策の一環で今回初めて9月に実施される。