Jリーグ“最強”クラブは? パワーランキング6位タイ。根強い人気! 日本代表クラスをバンバン出す強豪
サッカークラブの持つ影響力は単一の尺度で測れるものではないが、複数の指標から見えてくるものがある。今回はJ1、J2、J3の全60クラブを対象に、成績、人気、育成、売上の4つの指標を抽出して数値を組み合わせてランキング形式にした。果たして、最も“力のある”Jクラブはどこなのだろうか。ランキングを順位ごとに紹介する。※見出しの括弧内の数字は、各項目の1位(最高位)を60ポイント、60位(最下位)を1ポイントとして降順で計算した合計値。
6位タイ:川崎フロンターレ(214) 2024リーグ戦成績:8位(J1) 2024シーズンホームグロウン人数:10人(8位タイ) 2024リーグ戦ホームゲーム平均入場者数:21,076人(10位) 2023年度営業収益:約79億6300万円(2位) 川崎フロンターレはパワーランキングで6位タイに名を連ねた。2024シーズンは2023シーズンと同じ8位でフィニッシュ。これは2012シーズン以降最低タイの順位であり、ピッチ上では苦しんだ印象があるものの、根強い人気を誇っている。 フロンターレの強みは、約79億6300万円という営業収益で、これはリーグ全体で2位の高水準だった。また、1試合平均観客数は21,076人で、昨シーズンの19,840人から増加。本拠地「Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu」の収容人数が26,827人であることを考慮すると、十分な動員数と言える。 さらに、クラブは2029年度末までの完成を目指してスタジアム改修工事を計画しており、収容可能人数を約35,000人に拡大する予定だ。これにより収益のさらなる向上も見込まれている。 ホームグロウンプレーヤーは10人でリーグ8位タイ。脇坂泰斗や大島僚太といった経験豊富な選手に加え、高井幸大や山田新などのアカデミー出身者も活躍している。さらに、過去には三笘薫や田中碧が育成組織から巣立っており、サッカー日本代表クラスの選手を次々と輩出している点は、フロンターレの育成力の高さを示している。 2024シーズン限りで8シーズンにわたってチームを率いた鬼木達監督が退任し、クラブは新たなサイクルを迎えることとなった。リーグ順位の改善が、クラブの新たなサイクルを成功に導き、さらなるパワーランキング上昇につながるだろう。
フットボールチャンネル