ドライヤーは洗面台のコンセントに「挿しっぱなし」にするという友人。待機電力は1年でどの程度になりますか?また、劣化が早まるなどのリスクはあるでしょうか?
コンセントを挿したままだと危険?
家電製品のコンセントを挿しっぱなしにしておくことには、いくつかの危険が伴います。特に、古い配線や劣化したコンセントを使用している場合、電気がショートしたり火災のリスクが高まったりします。コンセントにほこりがたまると、それが湿気や静電気を帯び、火花が発生して火災を引き起こすこともあるため、定期的な清掃や点検が重要です。 ドライヤーのように高出力の電気製品は、使用時に大量の電力を消費するため、コンセント周辺が熱を持ちやすく、劣化が進みやすいことがあります。 また、雷などの電圧変動によって、コンセントを挿しっぱなしにしている家電に過剰な電流が流れることで、家電が故障することもあります。こうしたリスクを避けたければ、使わない家電のコンセントをこまめに抜くことが大切です。
寿命が短くなる恐れもある
家電製品をコンセントに挿しっぱなしにしておくことは、待機電力を消費するだけでなく、家電の寿命を縮める原因になることもあります。特に、常に電力が供給され続ける状態は、内部の電気回路やコンデンサーに負荷をかけ続けることにもなり、長期的には部品の劣化を早める可能性があるからです。 ドライヤーなどの高出力機器においては、使っていない間でも微量の電流が流れていると部品の劣化が進むことがあります。また、電源をオフにしている状態でも、突然の電圧変動や雷などで過電流が発生した場合、電気回路が損傷するリスクもあるでしょう。 このような事態が繰り返されると、ドライヤーの寿命が短くなり、予想外の故障や不具合を引き起こすことがあります。
ドライヤーの安全な収納方法
ドライヤーの安全な収納方法は、ドライヤーの寿命を延ばすだけでなく、安全に使い続けるためにも重要です。 まず、使用後はドライヤーの熱が十分に冷めてから収納するようにしてください。ドライヤーは使用中に高温になるため、すぐに収納すると熱がこもり、家電内部の部品が劣化する可能性があります。 次に、コードの取り扱いにも注意が必要です。コードを無理に引っ張ったり強く巻きつけたりすると、内部の配線が断線しやすくなり、最終的に故障の原因となってしまいます。収納する際にはコードをゆったりとまとめ、ねじれや折れ曲がりが生じないように工夫しましょう。 また、湿気の多い場所や直射日光が当たる場所に保管するのは避けてください。湿気は電気製品の部品に影響を与え、カビやサビの原因になることがあります。 出典 資源エネルギー庁 省エネ性能カタログ2019年版 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部