【スネルと一問一答】「目標はここでキャリアを終えること」ド軍入団会見「大事なのはお金よりプレー」
ドジャースに移籍したブレーク・スネル投手(31)が3日(日本時間4日)、ドジャースタジアムで入団会見を行った。背番号は「7」に決定。主な一問一答は以下の通り。 ――移籍決断は難しかったか。 「すごく簡単だった。私とヘイリー(妻)はここ(ロサンゼルス)に住みたいと思っていたので、しばらく話していたんです。それからこのチームが築き上げてきたもの、彼らがやっていることを見て、自分がその一員になりたいと思った。打線の最初の3人の打者を見てみれば、相手にするのは大変だ。反対側にいれば、彼らが私のために打ってくれると分かっているのでとても興奮しているよ」 ――ドジャースの選手とは親しいか、誰かと話したか。 「投手陣の何人かとは話をしたことがある。野手陣とはあまり話したことがなかった。あいさつを交わす程度。彼らとは実際に対戦していたわけだから。ただ、(同僚になれば)きっと話をするようになり、友人や家族のような関係になっていくのだろう」 ――同じくFAになった1年前のオフは契約が遅れた。今秋の早期決断のモチベーションになったのか。 「それがモチベーションになったとは言わない。間違いなくチーム次第なわけだから。去年はもっと早く契約したかったが、その時はチームがそうではなかった。だから本当にチーム次第だ。去年やったことのおかげで、またFAになって早く契約できるいい位置にいると分かっていた。アンドリュー(フリードマン編成本部長)とブランドン(ゴームズGM)が積極的だったおかげで、すぐに喜ばしく感じることができた。契約できて嬉しい。5年間ここにいられることを本当に楽しみにしている」 ――後半戦の活躍で期待度は高まったか。 「今年の前半は多くのことを学び、自分の立ち位置を知るためにいくつかのことを乗り越えようとした。良くなったり、失敗したり。その時点から先に進むには、感覚を取り戻すためにもう少し時間をかけたことが本当に助けになった。通常、リズムに乗れば、私は残りのシーズンはそのまま突き進める。最初の2つのつまずきから学び、6月から7月初めのどこかで自信を取り戻し、おかげで支配的な投球を続けることができた」 ――世界一になったばかりのチームに加わることについて。 「(優勝した)経験のあるチームに加わるのは楽しいものだ。他のチームができなかったことをやり遂げ、そこから学べると思うとワクワクする。私も同じ経験をし、失敗した。彼らも同じ経験をして、成功した。その点について彼らから聞き、同時にワールドシリーズ制覇を毎年やり遂げたいと感じる飢餓感の助けになりたい。そのため(優勝)にプレーするんだ。プレーオフに辿り着くことで、オフシーズンからシーズンを通じてやることに価値が生まれる。ワールドシリーズを勝つため、プレーオフに辿り着くために助けられることをやりたい。それは簡単なことではない。楽しみにしているよ」 ――西地区でプレーしてきたが、ドジャース入りの決め手になったことは。 「LAにいると、いつもプレッシャーがかかることが気に入っている。ここでの生活は素晴らしい機会だし、満員のスタジアムで投げることができる。人々のために重要な瞬間を作ることができるというのがここでプレーしたい理由だ。これ以上の場所はないよ。アンドリューのことをよく知っていることも要因だ。彼が私を信じてくれたからこそすべてが始まった。だから、ここに来ないより良い理由は思いつかなかった。目標はここでキャリアを終えること。私がどれだけ長くキャリアを伸ばせるか、そしてワールドシリーズで勝てることを証明できるかを見極めていきたい」 ――来季は6人のローテーションで投げる。 「スプリングトレーニングでチームと対面し、どうなっていくかを見てみよう。私は6人ローテーション、5人ローテーション、4人ローテーションで投げたことがある。そのどれでもうまくいってきた。計画を立てて実行できれば、どのローテーションでも大丈夫だ」 ――大谷が同じチームいることがモチベーションになるか。 「彼がラインナップにいれば、間違いなく助けになる。それは大きなモチベーションだ。チーム全体として、とても良いチームだと思う。みんな一緒にゲームを楽しんでいて、その一員になって助けたいと感じさせてくれる。翔平がキャリアで成し遂げたことは素晴らしい。自分がこのゲームで最高の選手の一人になろうとしているときは、そういう選手たちと一緒にいたいものだ。だから(大谷の存在は)大きな役割を果たした」 ――年俸の一部が後払いになった。 「ただ、そうなったというだけだ。周囲の人たちが快適に感じ、私も保証され、チームも心地よく感じる方法を見つけたということ。話し合い、お互いにとっていい方法を見つけられた。ただ、大事なのはお金よりもプレーだ。自分の価値、尊敬が感じられる額と、自身の名前をなせるだけの期間がほしい。私はLA以外の場所では自身を確立させてきたが、ここでも名を上げるために尽力するつもりだ」 ――背番号が7の理由は。 「背番号4(デューク・スナイダーの永久欠番)は空いてなかった。7は去年も着用し、気に入ったからだ」