いま1人目の産休育休中です。夫の年収がいくらあれば私は専業主婦になれるでしょうか?
年収800万円超の男性は全体の16.8%
妻が専業主婦になれるとイメージする夫の年収をもらっている人は、どのくらいいるのでしょうか。 国税庁「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると、ソニー生命保険株式会社「女性の活躍に関する意識調査2022」の結果に近い、年収800万円超、1000万円超の男性の割合は、それぞれ次のとおりです。 ●年収800万円超:16.8% ●年収1000万円超:8.4% つまり、「女性の活躍に関する意識調査2022」の結果と比較すると、子ども1人の家庭を支えられる収入の男性は全体の2割未満、子ども2人以上の家庭を支えられる収入の男性は全体の1割未満しかいないということになります。 女性がイメージする年収の専業主婦家庭を実現するハードルは、なかなかに高いといえるでしょう。
子どもにかかる教育費をまかなえる年収が専業主婦になれる目安
ソニー生命保険株式会社の調査結果では、子ども1人で妻が専業主婦になれる夫の年収イメージは、平均約800万円という結果でした。また、子どもにかかる教育費の負担や進学費用の貯蓄ができるかどうかも、専業主婦になれる年収のひとつの目安になります。 また、ライフステージの変化にともなって増える、住宅ローンなどの支出や、夫婦の老後資金への備えも、計算に入れる必要があります。現在から老後に至るライフプランを立ててみて必要な資金を試算すると、専業主婦になる、子どもが手を離れたらまた働くなど、具体的なイメージができるでしょう。 出典 ソニー生命保険株式会社 女性の活躍に関する意識調査2022 文部科学省 結果の概要-令和3年度子供の学習費調査 日本政策金融公庫 令和3年度 教育費負担の実態調査結果 国税庁 令和4年分 民間給与実態統計調査 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部