万博アプリ、使うほど「ステータス」上昇 最上位でラウンジ利用やパビリオン特別入場も
2025年大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会は4日、万博独自のスマートフォン向け決済アプリの利用特典として、期間中に人工島・夢洲(ゆめしま)(大阪市此花区)の会場内に設ける特別な休憩所を利用できるようにすると発表した。アプリを使うほど上がる「ステータス」に応じてサービスを受けられる仕組みで、パビリオンの特別入場などの特典がある。 アプリは、三井住友銀行など金融機関4社が運用する「EXPO2025デジタルウォレット」で、昨年11月から展開している。電子マネー「ミャクペ!」や、万博関連のイベントに参加することでたまるポイント「ミャクポ!」などの機能がある。 アプリを使うごとに利用者のステータスが上がり、段階ごとのサービスや特典が受けられる「ミャクミャクリワードプログラム」を導入。ステータスは「スタンダード」から始まり、最上位の「レジェンド」まで計7段階ある。 同プログラムでレジェンドの利用者は、会場北部に設置する「EXPO2025デジタルウォレットパーク」内のラウンジを利用できる。飲み物やお菓子が提供されるという。 他のサービスや特典としては、万博の公式キャラクター「ミャクミャク」との記念撮影や、パビリオンへの特別入場なども用意。著名な8人の万博プロデューサーのガイドツアーに参加するための抽選権も得られる。 協会は「万博のテーマであるデジタルや『未来への行動』を直接感じ、理解し、参加するツールとしてウォレットを開発した。プログラムを通じて、楽しく利用してもらいたい」としている。(井上浩平)