佐賀・唐津くんち、見せ場迎える 「輪島復興」願い曳山巡行
唐津神社(佐賀県唐津市)の秋祭りで、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産でもある「唐津くんち」が3日、最大の見せ場「御旅所神幸」を迎えた。タイや獅子などをかたどった勇壮な曳山14台が市街地を駆け巡った。このうち「鯱」をかたどった曳山は「輪島復興祈願」と記した看板を掲げ、被災地の早期復興を訴えた。 さわやかな秋晴れの下、鯱の曳山は3日午前、唐津神社前を出発し、曳き子の発する「エンヤ」のかけ声とともに、はやしを響かせながら街を巡行。神事をする砂の広場「御旅所」に曳山が引き入れられると、観客から歓声と拍手が起きた。