NEMO Equipmentから発売された「バンテージ 30L」。特に大荷物を抱えて仕事に行く人にぴったりな仕上がり

突然ですが、皆さん、NEMO Equipment（ニーモ・イクイップメント）というブランドを知っていますか？2002年創業のアメリカ・ニューハンプシャーに拠点を置く、アウトドアブランドです。主に山岳用のテントやマット、寝袋を中心とした商品を展開しており、特にテントは高い評価を受けています。登山ガチ勢でもうなるほどの作り込みがなされた「タニ オズモ」や、2Pサイズでも最小重量950gと超軽量な「ホーネット オズモ」などが有名です。 【バッグのトップ部分にあるポケットは小物収納にぴったり】 個人的にすごく好きなブランドで、好きな理由（縫製までめちゃめちゃ丁寧とか、どのモデルも細かい部分まで作り込まれているとか）を語るといつまで経っても本題に入れないのですが、そんな“the 登山”なニーモがビジネスでも使えそうなバックパックを出してきたんですよ！ その名も「バンテージ 30L」（2万7500円）。登山ブランドが作るビジネスバッグってちょっとアツくないですか？　しかもあのニーモが作ったとなると試さないわけにはいかないぞと。どんな風に仕上げてくるんだろうとワクテカしながら購入、約4ヶ月継続使用したインプレッションをお伝えします！

大容量フロントポケット搭載で、マルチに使えすぎる！

このセンターファスナーを開くとガバっと口を開けるポケットがあらゆる荷物を飲み込んでくれるんです

まず「バンテージ 30L」最大の特徴は、バッグ前面にある大容量フロントポケット。結論から言うと、このポケットが使いやすすぎる！　ビジネスから出張、旅行まで他のバッグの出番がなくなってしまうレベルの使い勝手の良さです。 私のワークスタイルだと、機材を背負って動画撮影に行ったり、2泊3日の出張などが多いんですね。ボストンバッグ程は要らないけど、普通のビジネスバッグでは容量が足りないようなシーンがちらほら。 そんなそこそこの荷物がこの「バンテージ 30L」のフロントポケットにはキレイに収まってくれるんです。 例えば動画撮影機材だと、ミラーレス一眼に換えレンズ1本、動画撮影用のジンバルに予備バッテリーなどの細々とした機材が入って余裕です。小型の三脚も入るので、よっぽどの撮影でなければ「バンテージ 30L」のみでイケちゃいます。 また、時季にもよりますが、2泊3日程度の出張に必要な着替え類もバッチリ。2日分の着替え一式とオフタイム用のリラックスウェアに、ひげ剃りやボディクリーム、エチケットアイテムなどを入れてピッタリ。ただ、冬は流石に1泊2日が限界です。 ついでに言うと、“寝るだけ”のテント泊装備も入っちゃいます。実際にこの装備でキャンプに行くことはほぼありませんが、まぁこれだけ入るんですよーということで。 ちなみに、バッグ底部には独立した荷室が。出張時のオフ用のサンダルを入れたり、急な雨対策にレインウェアを収納しておくのにピッタリ。ただ、ここに荷物を入れるとその分フロントポケットの容量が減るのでご注意を。