鹿児島市はこれまで自己負担で最大5000円程度かかっていた生後1か月の乳児の健診について今月から公費負担を開始すると発表しました。今後は無料で受診できます。 公費負担による1か月児健康診査は、国が去年12月に自治体に向けて示したもので、今月1日以降に生まれ、1か月健診受診の時点で鹿児島市に住民登録がある乳児が対象です。 健診内容は発育状況や栄養状態、身体異常の早期発見などです。 これまで保険診療外のため自己負担で病院により、最大5000円程度かかっていたのを、1人につき4000円とし、国と市が2分の1ずつ補助し、無料で受診できます。 （鹿児島市　下鶴隆央市長） 「子どもが生まれて生活が変わる中で子育てに関する悩みも含めて相談する絶好の機会になる」 1か月児健康診査は県内の産科医療機関で受診できるほか、里帰りなどにより県外で受診した場合でも期限内に申請すれば後日口座振り込みの対応もできます。 なお、県などによりますと1か月児健診の無料化はことし4月以降、薩摩川内市、南さつま市、日置市でも行われています。