【東京新聞杯】好成績の前走GⅠ組が中心 東大HCの本命はマスクトディーヴァ
マイル戦線を占う一戦
今週日曜は東京競馬場でGⅢ・東京新聞杯が行われる。ローズSをレコード勝ちし秋華賞で2着に入ったマスクトディーヴァ、マイルCS3着ジャスティンカフェ、NHKマイルC2着以来の競馬となるウンブライル、昨年の覇者ウインカーネリアンなどが顔を揃えた。 【東京新聞杯2024 推奨馬】能力はすでにGⅠ級、複数の好データが強力に後押し! SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA) 2019年の覇者インディチャンプは後に春秋マイルGⅠを制覇したように、マイル戦線を占う重要な前哨戦となる。ここを制し春に弾みをつけるのはどの馬か。過去10年のデータから馬券戦略を検討していく。
前走GⅠ組を軸に
<東京新聞杯・前走クラス別成績> 3勝クラス【4-1-0-8/13】勝率30.8%/連対率38.5%/複勝率38.5% OP・L【0-3-1-38/42】勝率0.0%/連対率7.1%/複勝率9.5% GⅢ【1-3-4-42/50】勝率2.0%/連対率8.0%/複勝率16.0% GⅡ【0-0-3-12/15】勝率0.0%/連対率0.0%/複勝率20.0% GⅠ【5-3-2-16/26】勝率19.2%/連対率30.8%/複勝率38.5% (海外:【0-0-0-2/2】) 前走クラス別成績を見ると、各数字の良さが目立つのは前走3勝クラスと国内GⅠ組。しかし今年は3勝クラス組が不出走のため、国内GⅠ組のデータから検討する。まず前走着差別にデータを見ると、1秒未満負け【5-2-2-9】に対し、1秒以上負け【0-1-0-7】と、タイム差が1秒未満だったかが重要。今年GⅠから臨むウンブライル、ジャスティンカフェ、マスクトディーヴァの3頭はこれをクリアしている(前走が米GⅠ・BCマイルのウインカーネリアンは除く)。 レース別にみると、ジャスティンカフェのマイルCSは【2-0-1-11】。秋華賞組はわずかに1例、一昨年に秋華賞2着から出走したファインルージュが2着に入っている。また、18年勝ち馬リスグラシュー、23年2着ナミュールも前年の秋華賞2着馬だった(この2頭は秋華賞→エリザベス女王杯→東京新聞杯というローテ)。マスクトディーヴァは引き続き信頼できるだろう。 その他から挑んでくる馬についても見ておく。前走GⅢ組で馬券に絡んだ例のほとんどは【1-2-3-28】の京都金杯組。このうち京都金杯で0秒2以内負けだと【1-0-2-6】複勝率33.3%。それ以外のGⅢはターコイズS【0-1-0-3】、中山金杯【0-0-1-3】である。 OP・L組は前走の勝ち負けを問わず全体的に凡走率が高くなっているが、馬券に絡んだ4頭には「前走2番人気以内」という共通点があった。