ドジャース大谷翔平5打数無安打で打率3割2分9厘に急落…ナ・リーグ首位打者の座を明け渡す
◆米大リーグ メッツ2―5ドジャース=第1試合=、メッツ―ドジャース=第2試合=(28日・米ニューヨーク州ニューヨーク=シティフィールド) 悪天候のため中止となった27日(日本時間28日)の試合が、第1試合に組み込まれたメッツ―ドジャースのダブルヘッダーが28日(同29日)に行われた。ドジャースの大谷翔平投手は、第1戦に「2番・DH」で先発。5打席無安打2三振で、打率は3割2分9厘となった。第1試合前にD・ロバーツ監督が予告した通り、第2試合はベンチスタートとなった。第1試合でドジャースは延長10回、フリーマンの2ラン本塁打などで5-2で勝利。連敗を「5」でストップした。大谷は第2試合の先発を外れた。 6日に3割7分だった大谷の打率が、ついに3割3分を切った。約3週間で4分の急降下。ナ・リーグの打率トップの座を明け渡した。また41打席ノーアーチは今季ワーストとなった。 第1打席の空振り三振は、低めいっぱいのスライダーに、バットの軌道は約15センチ高かった。第2、第3打席は共に緩い当たりの一ゴロ。一発同点の8回の打席は、スライダーで遊ゴロ。延長10回は3球三振。見送れば、ボール球となる高めのスライダーにバットが空を切った。 16日のレッズ戦でけん制球を左太もも裏に受け、打撲。翌日から腫れがあり、最近の試合は走塁でのスピードを控え目にしていた。前日のメディア対応では「スイングにはそこまで影響はないと思う。状態がそこまで良くないというのがあるが、その中で軸足の影響はあまりない」と語る一方で「時差もあるし、スケジュール的にキツい」と、コンディショニング面の懸念を口にしていた。 この日対戦した3投手の過去の対戦成績は、先発メギルに「2―0」、中継ぎ左腕のディークマンに「12―1」、ロペスに「3―0」と相性の良くない継投ではあった。ロバーツ監督は左太ももへの負担を考慮し、第2試合の欠場を示唆。しっかり休養を取って、第3戦では17日のレッズ戦以来10試合ぶりとなる今季14号を、未アーチ球場の当地で放ちたい。
報知新聞社