長沼で100年以上続くワカサギ漁 冬の間に行う伝統の漁 最盛期迎える〈宮城・登米市〉
仙台放送
宮城県登米市の長沼では、冬の間行われる伝統のワカサギ漁が最盛期を迎えています。 登米市の長沼では、毎年11月末から定置網を使ったワカサギ漁が行われます。この時期のワカサギは流れの緩やかな藻などに産卵することから、漁ではこの習性を利用して網が仕掛けられます。 長沼のワカサギ漁は100年以上の伝統があり、昭和初期には200人以上の漁師がいましたが、後継者不足などによって、現在は6人にまで減少しています。去年は猛暑による水温の上昇で、例年の10分の1ほどの水揚げでしたが、今年は例年並みの連日5キロほどが水揚げされているということです。 長沼漁業協同組合 阿部正一組合長 「長沼のワカサギは他よりも、脂が乗っておいしいという評判ですので、ぜひ皆さんに長沼のワカサギを食べていただきたい」 長沼のワカサギ漁は来年2月ごろまで続く予定です。
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