「ファンケル」の“マイクレ”が売れ続ける理由とは? 目指すはアジアの“クレンジング王者”
もちろん、なかには面倒なアイテムもある。たとえば、“お湯で落とせるマスカラ”だ。「お湯で落とせるフィルム状のマスカラを、あえてオイルでも落とせるようにするのは実は困難な技でした。しかし、それもクリアでき、『このメイクは落ちない』という盲点のないよう尽力している日々です」。
20年前に濡れた手でも使える仕様に進化
使い勝手の良さにも対応してきた。なかでも、発売から7年後の04年にリニューアルした時には、濡れた手でも使える仕様を実現。今でこそ顔や手が濡れていても使えるクレンジングは増えてきたが、その機能を20年前に実現していたというのはまさに業界ではパイオニア的な存在だったといえる。
そして、今なお進化は続く。「“マイクレ”は中国、香港など海外のお客さまにも好評です。敏感肌でも使える仕様ながら、どんな流行メイクでも落とせる、という訴求はアジアでも広く受け入れられています。この機能をさらに進化させて、メイクを一瞬で落とせる、水を使う量を少なくするといった改良を続けながら、いずれはアジアのクレンジング王者を目指したいですね」。
最新版は6月24日から発表!
「WWDBEAUTY2024年上半期ベストコスメ」は「WWDJAPAN」6月24日号の紙面で発表します。上半期に“本当に”売れたコスメは何なのか?ウェブサイトでも順次公開していくのでぜひチェックしてください。