ヒカル、大物タレント出演番組を「おもしろくない」と全否定…発言に見え隠れする“テレビコンプレックス”
チャンネル登録者数491万人を誇る人気YouTuberのヒカルが、「カジサック」ことキングコングの梶原雄太と、お笑いコンビ・FUJIWARAのYouTubeチャンネルに出演。いまのテレビ界についての思いを語った。 【写真】ヒカルが批判した大物タレント 「ヒカルさんは、売れっ子YouTuberでありながら『YouTubeが好きで始めたわけじゃない』そうで、『テレビのほうが、いまでもおもしろいと思ってるんで』と発言しました。それでも、テレビをあまり観ない理由を『テレビのほうが敷居が高いから観てない』と、独自の理屈で説明しました。 そこに、共演者の梶原さんから『でもぶっちゃけ、いまのテレビにはげんなりしてるわけでしょ?』と振られると、ヒカルさんは、『水曜日のダウンタウン』(TBS系)を例にあげつつ『トガってる番組はおもしろいと思うんですけど、平和な番組は観てない』と発言しました。さらに『最近、野々村真さんがフェリーで旅行、行くみたいな番組があったんですよ。ぜんぜん、おもしろくなくて』と、突如、野々村真さんの出演番組をバッサリ切り捨てたのです。 続けてヒカルさんは『別に旅番組みたいな感じでいいんですけど、僕は野々村真さんを観たいわけでもないし、ぜんぜん笑いを取れるわけでもないんで。僕が好きなものは、テレビでなくなったんだって思った』と語ると、FUJIWARAの藤本敏史さんから『なんでそんなこと言うの? 野々村真さんに』『人のチャンネルで』とツッコまれるという一幕がありました」(芸能記者) 突如として、野々村のことを全否定するような発言をしたことに対し、Xでは 《確かにそうだが面白い面白くないとは違うんだよ ヒカルの方がオワコンで終わってる》 《そんなことを言うヒカルさんの動画いくつか見さしてもらったんですが…全然おもろなかったわ》 《感性は人それぞれですが。笑えない、面白くないという点ではヒカル氏より野々村真氏の方が、まだ笑えるし面白いかと》 など、批判の声があがっている。 ヒカルの“テレビ批判”といえば、2024年4月に放送された『酒のツマミになる話』(フジテレビ系)に出演した、霜降り明星・粗品の発言に端を発した“YouTuberは面白くない”論争でも、話題を振りまいたことがある。 「7月、自身のYouTubeで梶原さんと対談したヒカルさんは、粗品さんの発言に対し、ほかのYouTuberがだんまりを決め込んでいたなか『俺のほうがおもろいし。普通に、人間としてね。生き方がおもろいから、こっちのほうが』と反論。 さらに『酒のツマミ』で、千鳥の大悟さんが子どもにYouTuberの説明をするとき、『あ、これパパになれなかった人たちだよ』と語ったことに対しても、『ダウンタウンになれなかった千鳥が何、言ってんの? ってなるんすよ』『別に(俺は)千鳥になりたいって思ってないから』など、敵意をむき出しにしたことがあります」(前出・芸能記者) 一方で、明石家さんまやダウンタウンをあこがれと語るなど、お笑い芸人へのリスペクトが強いことでも知られるヒカルは、今回の対談動画でも、その片鱗を覗かせている。 「FUJIWARAの原西孝幸さんから『そもそもヒカルさんは何の人なのか?』と聞かれたヒカルさんは、YouTuberとしてブレイクしたきっかけは『祭りくじの闇を暴く』などの企画ものだったと説明。お金を使って過激な企画ばかりやっていたと語ると、『でも本当は、しゃべるのがしたかったんですね、ずっと。しゃべりが通用しないから、そういう企画ものでがんばってたっていうのがあります』と本音を明かしていました。 また、お笑い芸人についても『基本的には全員、おもろいっすね。僕がふだん、かかわってるYouTuberとか経営者の方と比べたら、はるかに演者としての能力が高いんで』と語るなど、まわりの人間と、お笑い芸人とのスキルの差を認めていました。 こうした一連の発言を振り返ると、ヒカルさんのなかには、テレビ業界に対するコンプレックスがあるのかもしれません。テレビタレントのことを褒めてみたり、本気でライバル視したり、今回の野々村さんのように『おもしろくない』と否定する発言をするのも、そうした複雑な心境ゆえなのでしょう。そもそも興味がなければ、ふれる必要もありませんからね」(同前) ヒカルには、ぜひ地上波の旅番組で野々村真と共演してもらいたいものだ。